ノンデザイナーズデザイン
最近,仕事の相棒が僕のデザインセンスの無さに見かねて,デザイン関係の良書を貸してくれれました.
読んでみて,あ〜〜なるほどね!と思う事がいっぱいあったので,せっかくだし読書感想文を書いてみたいと思います.
はてなブログでは初エントリになりますね.
貸してもらった本はコレ,「ノンデザイナーズ・デザインブック」
- 作者: Robin Williams,吉川典秀
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 1998/03
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 78回
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プロのデザイナーではないけど,ビジュアルのデザインにも気を使いたい!って人向けの本らしいですね.
書いてある事は非常に簡潔でした.
僕が受け取ったエッセンスは2点で,次のような物でした.
- 4つの原則を守る事
- 臆病にならない事
4つの原則とは次の物です.
- 近接
- 整列
- 反復
- コントラスト
近接とは,グルーピングの事ですね.関連する項目は近くに,関連しない物は遠くに配置する事で,意味的なまとまりを作りましょうということでした.
整列は名前の通り,輪郭線を意識した配置を行う事ですね.
輪郭線を意識する事で,距離を置いて配置された複数の要素間に線上の関係性を持たせる事ができ,そのデザイン上で迷い辛くなるようです
反復はデザインの一貫性を強化する物ですね.
例えばフォント,色,線などを繰り替えし使う事で距離を置いて配置された要素の繋がりが強化されます.また,複数ページにわたるデザインであれば,前後のページで構成を反復する事で,関係していることを表現できます.
コントラストは,デザインを目立たせる為に行うものですね.目立たせる事で,よりユーザの興味を引くことができ,手に取ってもらう為の第一歩になると思います.
コントラストは,一つのページ上に全く異なる2つの要素が配置されたときに発生します.同一ページ上に“正確に同じ物”もしくは“全く違うもの”以外の関係性があってはいけないということです.
違うんだけど似てる物があった場合,それはコントラストではなくコンフリクトを起こします.
臆病にならない事は,デザインを行う際に大胆になろうという話です.
上記コントラストの項にもありますが,微妙な変化はコンフリクトを起こします.コンフリクトが起きると,ユーザはそれがデザインなのかミスなのか区別がつきません.
e.g. 茶色の本文と黒の見出し,複数の書体が混じった文章...
近接,整列,反復でも,中途半端にやれば効果が薄くなってしまいそうですよね.近づけるにしても離すにしても,整列するにしてもさせないにしても,やるならきっちりやる!というくらいの理解でいいんじゃないですかね,と思ってます.
ちなみに,有名(そうな)記事を見つけたので,詳しくはこちらを参照するといいんじゃないかなと思います.
デザインを勉強したことがない人でもデザインできるようになるかもしれない4つの基本原則